風の旅人の歌 うつせみの道しるべ まろびあう影ぼうし "おかしいね...\"とつぶやく 目をとじれば夢のつづきで ぬぐいかけの愛のあと 肩をだいてまた眠るのは 寒さのせいね 悲しくて悲しくて涙とめられずに 淡くなる背中をただ いつまでもいつまでも 想いはかわらずに今もながめてる 二人思い出歩き 一人追いかけるけど 砂風に包まれて あでやかに消えゆく 冷たくなる夢のつづきと 眠れぬ夜ため息で 愛しさよりかき消せるほど 強くないから 寂しくて寂しくてあなたに会いたくて 忘れられぬ笑顔をただ いつだっていつだって 胸におきているから歩いていられる もうそこに 花びら舞い散る季節 訪れるけど 戻れないあの日には 離れても離れてもあなたはそばにいて 迷い道照らしている 胸の奥どこまでも 刻まれてゆくから 何も恐れない 悲しくて悲しくて涙とめられずに 淡くなる背中をただ いつまでもいつまでも想いはかわらずに 今も愛してる